こんにちは!今回は、リビングの片付け方法について紹介したいと思います。
片付けサポートのご依頼でも、リビングがなかなか片付かないという相談は多いので、
- 散らかったものをどう片付ければ良いのかわからなかったり
- 片付けても片付けてもまた散らかってしまうということの繰り返しに疲れてしまったり
という場合は、ぜひ参考にしてみてください。
リビングが片付く最も簡単な方法

実は、リビングルームが片付く最も簡単な方法は、「リビングに私物を置きっぱなしにしない」ことです。
でも実際は、個室を持たずリビングで趣味や仕事や勉強をするケースや、子どもが小さいうちは目の届く範囲で遊ばせておきたいといった場合もあり、
リビングにはそれぞれの私物や子どものおもちゃが溢れ、なかなかそんなに簡単にすっきりとはいかないようです。
わが家でも、子どもはリビングで過ごすことが大半でリビング学習することも多いです。
自然と片付く部屋の仕組みとは
家族が集うリビングでも、自然と片付く部屋があります。
片付いている家は、「くつろぎスペース」「勉強スペース」など、各場所の目的が明確です。
そういった家では、理由なく部屋が散らかることはありません。
一方で、部屋の目的があいまいだと、それぞれが好きな場所で遊んだり勉強したりして、家中が無法地帯になりがちです。
それぞれの持ち物の収納場所が、的確な位置に明確に決められていないのです。
ですから、リビングやダイニングのような家族の共有スペースにおいても、私物を自分で管理する専用コーナーを作っておくことが大事で、
「どの場所で何をするのか、場所の役割を分かりやすくしておくこと」が、自然と部屋が片付く仕組みということになります。
使ったものをそれぞれの場所にしまう

私物を管理する専用コーナーについて、わが家の例をご紹介します。
わが家の場合、片付け下手な夫の専用コーナーは、部屋の入口すぐのところにあるパインラックです。
パインラックとは、天然のパイン材(松材)で作られた棚や収納家具を指し、棚板が可動式の製品が多く、好みの高さに調整して使用できます。
シンプルな構造のものが多く、自分で簡単に組み立てられるのが魅力です。
同じシリーズのラックを連結させて、収納スペースを拡張させたり、無塗装の製品は、部屋の雰囲気に合わせて自由に色を塗るなどのカスタマイズも可能なので、おすすめです。
この専用コーナーでは、このパインラックに、ケースやカゴを組み合わせて小物を収納したり、フックを取り付けてカバンを掛けたりして、夫が私物を管理しています。

次に、最も私物の多い息子の専用コーナーでは、カラーボックスやポールハンガーを使用しています。
ポールハンガーとは、1本の垂直なポール(支柱)から伸びている複数のフックや枝状の腕に、衣類や帽子、バッグなどを掛けるタイプの家具のことです。
スリムな設計のため、部屋の隅などの限られたスペースを有効活用できます。
「使ったものは元に戻せ」と言ってもなかなか片付けができない、夫同様に片付け下手な息子ですが、パールハンガーなら、外出から帰宅した際の上着や荷物などを手軽にかけられるので、自然と元に戻すことができているようです。
教科書のような重たいものはカラーボックスに並べていますが、掛けられるものは何でもこのポールハンガーに掛けてしまっています。
持ち物をしまい込んでしまうと管理が難しくなってくるので、仕方なく見せている感じではありますが、
ポールハンガーはインテリアになじむおしゃれなデザインのものが多く、部屋のアクセントとしても活用できるものもあるので、衣類やカバンの収納場所に困っている場合は検討してみるのもよいかもしれません。
このように、それぞれの私物の専用コーナーを作ることで、リビングに私物が置きっぱなしになることはなくなりました。
「使ったものをそれぞれの場所にしまう」ことも自然にできるようになったり、家の中が理由なく散らかってしまうということもなくなります。
片付けの仕組みやしかけを作ろう
生活していれば、物が増えたり散らかったりして、いつの間にか部屋が雑然としてしまうことってありますよね。
個室ならば多少雑然としていてもかまわないと思うのですが、家族がくつろいだり来客を迎えることの多いリビングルームは、できればいつでもすっきりを保っておきたいものです。
毎回片付けの労力を使うことなくすっきりした状態を保てれば、ストレスなく快適に暮らすことができますよね。
環境作りは、「仕組みを作る」とか「しかけを作る」とも言いかえることができます。
これからも、家族それぞれのクセや性格を見極めながら、思わず戻したくなる的確な収納場所・収納方法を考えて、片付けの仕組みやしかけを作っていきたいなと思っています。
