片付けは、問題解決の手段です。ただ単に、物を整頓することが目的ではありません。
片付けをすることで、暮らしの中の困り事をどんどん解決していきましょう!
片付けは問題解決の手段
どこに何があるか分からないような状態では当然探し物やなくし物が多くなります。
情報が整理されてなければ忘れ物が増えますし、何かを行う時に動作数や手間数が多いと面倒くささが生まれるのです。
私の困り事ですが、私は基本めんどくさがりでおっちょこちょいなので、面倒なことをつい先延ばしにしたり、あるいはうっかり何かを忘れたりしてよく夫に叱られます。
問題を放置していると、「整理収納アドバイザーのくせに」とか「何のための片付けなの?」などと嫌味を言われるので、くやしくて、結構必死になって問題解決のための工夫を考えたりしています。
面倒くさがり・忘れっぽい、などは今さら変わりようがない性格ですし、やる気や根性論は長続きしません。
“面倒くさい”を生まない環境や、忘れ物を防止するような仕組みを整えていくことが一番手っ取り早く、それが「片付け」です。
わが家の買い忘れ防止策
たとえば、情報の整理のわが家の一例について、今は、買い物時のうっかり買い忘れをなくすために、「買い物(在庫管理)ボード」を使っています。
常に買い置きしてある定番の日用品ストック品に関して現在「ストックあり」か「ストックなし」かマグネットを移動して提示しているのです(写真参照)。
買い物に出かけるときは「ストックなし」のところにあるマグネットをポケットに入れて出かけるので、買い物メモを取る必要もなく、日用品の買い忘れもなくなって快適になりました。
キッチン作業の効率化
また、キッチンで私がどうしても面倒くさいのは油調理後の洗い物なのですが、こちらもできるだけ洗い物をしなくても済むよう考えて調理器具を厳選しています。
これまでも、揚げ物時のバッドやオイルポットなどは思い切って捨てて、新聞紙やキッチンペーパーを駆使して洗い物を避けてきました。
新たに“めんどくさい”を解決するために購入したのは、魚焼きグリルの上に載せるグリルトレイです。これを使うことで魚焼きグリルを毎回洗う必要がなくなり(トレイだけ洗います)調理後の後片付けがすごく楽になりました。
ひとつずつ問題を解決していこう
こうやってひとつずつ、“面倒くさい”や“忘れっぽい”の問題を解決していくと、家事が滞ることなくスムーズに回りだします。
そうすると、その他の片付けもはかどり出すわけです。
片付けは問題解決のための手段です。暮らしの中の困りごとに関して、どんな片付けができるか、どんどんアイデアを出していきましょう!