雑貨収納は「見せる」と「隠す」のバランスが難しいですね。
良い収納バランスは、見せる:隠す=2:8だと言われています。
見せる収納と隠す収納
コレクションやデザイン性の高い雑貨などを飾るようにして収めるのが見せる収納で、それに対して扉や引き出しの中に収めて中身を見せないようにするのが隠す収納です。
あれもこれも陳列して見せる収納では統一感がなく雑然としてしまうし、何もかもを隠す収納でも味気ないものです。
配置する物が少なければインテリアに悩む必要もないのかもしれませんが、家族との共有のスペース、特に子育て中の家庭では雑貨に限らず玩具等なにかと物があふれてしまうことが悩みの種ではないでしょうか。
かくいうわが家も、わが子のコレクション収納には毎度頭を悩ませています。
恐竜のフィギアやそれにまつわる玩具を集めるのがこだわりの趣味なのです。
それらを家族共有スペースに置きたがるので、すっきり片付けたい私と、広げて遊びたい息子との間で、どのように収納すれば気持ちよく片付けができ且つ使いやすく収めることができるか試行錯誤しています。
わが家を例に、雑貨類の見せる収納と隠す収納について考えてみます。
コレクションの見せる収納
例えば、たくさんあるコレクションは、しまいこんでしまうとそのうちの一つを取り出すのが大変になるので、コレクション棚に並べて見せる収納にすることにしました。
オーダーして作ってもらったコレクション棚自体は気に入っていますが、なんせフィギア数が多すぎるので、スペース以上には増やさないことと増えたら減らしていくことも子どもと話し合いました。
ディスプレイする場所をむやみに広げるのではなく、決めたスペース以上には増やさない努力も必要ということですね。
玩具の隠す収納
そのほか大きな箱ものの玩具も自由に出し入れできるようにオープンラックに並べていますが、パッケージがカラフルなものが多く、そのままではインテリアの統一性があまりにもなくなるので…クロスをカーテンにして隠す収納にしています。
カーテンは子どもの力でも簡単に開け閉めできます。
引き出しや扉にしまいこむよりは出し入れがしやすいかもしれません。
トレイやカゴやバッドを使って収納
また、棚の上に並べたがる息子の雑貨(食玩とか)は、木製トレイの上に乗せたり自然素材のカゴに入れたりもしていましたが、最近は、私的に、アルミのバッドがしっくりくるなと感じそちらにまとめて置くようになりました。
トレイにしろカゴにしろバッドにしろ、「枠」を作ることで、散らかりにくくなる効果もあります。
収納のメリットとデメリット
見せる収納はホコリがつきやすいので手間がかかりますし、隠す収納でも子どもが扱いやすいように出し入れのしやすさに配慮しなければ元の状態をキープすることが難しくなってきます。
物の量に伴って大きな収納家具の購入を検討する場合もあるかもしれませんが、背の高い家具は視界がさえぎられて部屋の広さが損なわれることも理解しておきたいところです。
基本的には、見せる:隠す=2:8くらいだと、まとまりがつく分量であるといわれています。
どのような収納家具や用品を用いるかはお好みで、好きなテイストのものを選べばインテリアの満足度も上がります。
子どもが扱いやすく家族も気持ちよく過ごせるように、収納も工夫していきたいですね。