先日、キッチンの片付けサポートご依頼いただき、M様宅へご相談場所の下見やヒヤリングに行ってまいりました。
キッチン周りについて詳しく拝見していると、M様宅の場合、キッチン周りで一番困っていらっしゃることは「食品ストックの管理」だということが分かりました。
現在主に食品を収納されているのは、食器棚下の引き出しや冷蔵庫ですが、今以上に食品の数が増えてくると収納スペースから溢れて置き場に困ってしまったり、詰め込んでいると賞味期限が切れてしまったりと、うまく管理ができないという悩みが出てきます。
食品は増えることを想定する
M様宅では宅配などでまとめて食材が届くことがあったり、イレギュラーな頂き物をすることが多く、食品が一気に増える機会が多いようなのです。
食品に限らずなのですが、「物は増える」ということをあらかじめ想定して、収納スペースにはぜひ余白を残しておくことを心がけましょう。
特にM様宅のように「頂き物をする機会が多い」ということが分かっている場合は、その物の一時置きのためのスペースを前もって用意しておけば安心ですね。
使用頻度に応じて収納場所を指定する
スペースを前もって用意しておく例として、例えば、
- すぐに消費する「1軍スタメン」=冷蔵庫
- レトルト食品や乾物などの「1軍控え」=食器棚下の引き出し
- スットク品の「2軍」=パントリー
というように、「1軍スタメン」「1軍控え」の日常生活用食品のみをキッチンで管理するようにし、ストック品や頂き物は別場所(パントリー)で保管するなど、使用頻度に応じて収納場所を指定することができればよいですね。
管理の流れをルーティン化する
1軍・2軍の品の収納場所が定まったら、次に、管理の流れをルーティン化していきましょう。
- イレギュラーな頂き物は基本パントリーで保管(2軍)
- 今使っている1軍のものがなくなったら、パントリーから必要なものを出して使う
- 頂き物→2軍(パントリー)→1軍(キッチン)の順番で回していく
このような流れがルーティン化できたら、その後の管理は随分ラクになりますよ!
量の把握と定位置管理
引き出しの中やパントリーの収納は、ケースなどで仕分けしてスペースごとに、どこに何があるのか分かりやすく出し入れしやすくしておきましょうね。
食品の片付けを上記のような流れでルーティン化するためには、常に「量の把握」と「定位置管理」ができる収納の状態が理想なのです。
管理に困らない食品ストック収納の仕組み
管理に困らない食品ストック収納の仕組みは、量の把握と定位置管理、使用頻度に応じて収納場所を指定し、管理の流れをルーティン化することです!
これができたら家事の負担がまた減ってラクになるのですが、一人で仕組みをつくるのが難しいと感じる方は、M様のようにぜひお気軽にご相談ください。