フルタイム勤務で会社勤めしながら仕事に家事に育児にと奮闘していた頃、私は常に「時間がない」といつもキリキリしていました。
仕事が忙しくて時間がない、丁寧に家事をこなす時間がない、ゆったり子育てする時間がない、もちろん、片付けや掃除をする時間もない・・・
誰しも、人に与えられた時間は同じ1日24時間なのに、私は一体何にそんなにも忙しくしていたのでしょうね?笑
ストレス発散のためにと休みのたびにショッピングに出かけたくさんの物には囲まれていたけれど、時間にばかり追われる毎日に、心は満たされていなかったんですね。
タイム&スペース
「タイム&スペース」という言葉を知っていますか?
この言葉は、ドイツでは「物が少ないほど、時間が多くなる」という意味で使われているそうです。
持っている物が多いほど、それを管理し、維持していくための時間や手間がかかってしまう。
物が少なければ少ないほど、時間を豊かに使うことができるという言い伝えだそうです。引用元:ジョルニ特別編集 ドイツがお手本シンプル収納・片づけノート
今の私はというと、自分にとって本当に必要な物は何かと整理をしてから、当時に比べると持っている物はずっと少なくなりました。
不要な物がなければ、そもそも片付かない悩みは存在しないわけです。
かわりに得たものは、やはり「時間」です。
あれもしなきゃこれもしなきゃ、という焦りが消え、上手に手を抜けるようになりました。
生まれたゆとりある時間の中で、自分のペースで家事や子育てに向き合いながらこのように好きな発信をしたり、それを活かしながら仕事ができることも覚えました。
たしかに物を少なくしたことで、時間を豊かに使うことができるようになりましたね。
時は金なり
「時は金なり」とも言いますね。
私たちは、物やお金のように目に見えるものを一生懸命大切にしようとするけれど、時間の大切さは忘れがちです。
でも今は、時間にはお金と同等の、もしくはそれ以上の価値があると感じています。
片付けることで得たかったもの、得られたものは、このゆとりある「時間」でした。
モノの整理は時間の整理でもあって、部屋が片付くことで仕事や家事の効率が上がり、時間の使い方や過ごし方にも余裕が持てるようになります。
時間に余裕ができることで、心にもゆとりが生まれます。
私自身、少し先の自分を想像して「後でラクな方がいい」と考えることができるようになったことで、生活はよりスムーズに変化してきました。
今は大変なことも、将来ラクになる選択をして、そのような行動習慣をどんどん増やしていけば今よりずっと快適な生活が待っているでしょう。
これからも、忙しい毎日にゆとりが生まれる片付け術をお届けしていけたらいいなと思っています。