今回は、狭くて奥行きがある!そんな「階段下」収納の見直し例をご紹介します。
この記事を書いたのは
さかた ちあき(詳しいプロフィール≫)
片付けのきっかけ作りをお手伝いし片付く仕組みをご提案する整理収納アドバイザー。
わが家の階段下収納スペースは、半畳ほどで小さく狭い。階段下なので奥行きもあり、天井が斜めです。
でも他に造作収納がない建売住宅わが家にとっては、この小さな収納スペースが貴重なのです。
狭い空間をうまく利用して、日用品のストックや掃除道具置き場として活用しています。
狭くて奥行きがある、階段下のようなスペースを上手に使う収納のコツをぜひご覧ください。
階段下の奥行きを前後に分ける
奥行きがあるスペースにたくさん物を収納したい時には、奥行きを前後に分けて収納を考えると、より空間を上手に使って物を収めることができます。
まず、後ろのスペースに収納をつくって、その後、前のスペースの配置を考えていきます。
➀後ろのスペースに収納をつくる
- 奥から物を引き出せるように、スリムな引き出しケースを入れました。
- 3分の2のスペースには、あとで前のスペースに物を置くことを考えて、引き出しケースではなく小さなラックを入れています。
- 高さを活かして収納できる部分を増やすために、つっぱり棚を設置しました。つっぱり棚は高さを調整できるので、天井が斜めでもちょうど良い位置に設置できます。
つっぱり棚には、掃除用洗剤のスプレーボトルを引っかけたり、Sの字フックを取り付けて、ほうきやちりとりなどの掃除道具を吊るしたりもできます。
どうしても取り出しにくい位置になる小さなラックの下段には、電球の替えなどめったに出し入れしない物をしまっています。
あとは日用品のストックなどがあります。必要なときはすぐに取り出せますが、頻繁に出し入れするものではありません。
➁前のスペースの配置を考える
奥行きの後ろのスペースの収納をつくることができたら、今度は前のスペースも活かしていきます。
後ろから物を取り出すことを考えると、足を踏み入れる空間が必要なので、床上でコの字かL字で収納家具を配置すると便利です。
わが家の階段下は特に狭くてコの字に収納を作ることは難しかったので、L字でラックを配置しました。
手前に配置したラックは、キャスター付きなので必要であれば動かすこともできますが、L字に配置した家具は通常動かさなくても奥から物を取り出すことができます。
とはいえ実はわが家では、キャスター付きの資源ごみ用ゴミ箱を、のこりの空いたスペースに収めてしまっています。
キャスター付きであれば簡単に動かせるので、手前に物を置いてしまっていても、奥の引出しケースから手間なく物を出すことが可能になります。
可動できる収納をつくるということが、狭いスペースを最大限生かして収納する一番のコツなのかもしれませんね。
すき間に壁面収納をつくる
最後に、狭いスペースでも、すき間や壁面を活かすことができれば、より収納量を増やすことができますね。
わが家の階段下収納では、わずかなすき間につっぱりポールハンガーを設置して、日常使いのカバン掛けとして使っています。
すき間に壁掛け収納をつくるその他のアイデアは、前記事でいくつかご紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。
収納の工夫で、階段下も使いやすく
奥行きを前後に分けたり、つっぱり棚で高さを活かしたり、キャスター付きで可動できる収納家具を選んだり、壁面を使ったり・・・
工夫次第で、狭くて奥行きのある小さなスペースでも使いやすく物を収めることができると思います。
いろいろ試してみてくださいね。