襖を張り替えたい。襖を模様替えしたい。
そのような時に、襖に壁紙を貼れば、和室をガラッとイメージチェンジして楽しむことができます。
壁紙を貼ることは素人であるわが家でもできましたので、素人が襖に壁紙を貼る手順をご紹介します。
この記事を書いたのは
さかた ちあき(詳しいプロフィール≫)
片付けのきっかけ作りをお手伝いし片付く仕組みをご提案する整理収納アドバイザー。
わが家は2度、同じ襖に壁紙を貼りかえるDIYを行いました。
1度目は、和室のイメージチェンジのため私が好きな壁紙を選び、今回ご紹介する手順で、真っ新な襖の上にきれいに貼ることができました。
今回は2度目の挑戦です。
気に入って数年愛用していたのですが、実は、昨年から飼い始めた室内犬に、下張りごとビリビリに破られてしまったからです…汗
あきらめきれず、同じ模様の壁紙を選んで再度挑戦しています。
下張りもすっかり破れてしまっているので、少しコツが必要でしたが、真っ新な襖に貼る場合はもっと簡単にできるはずです。
今回のように襖が破れてしまって張り替えたいという場合にも、壁紙を貼るアイデアは良いと思いますので、参考にしてみてください。
事前準備
壁紙を選ぶ
まずは、壁紙を選びます。
壁紙の種類は、輸入壁紙や国産壁紙がありますが、本ふすまのサイズに合わせやすいということで、国産を選びました。
また、のり付き、のり無しの壁紙があります。
素人が作業しやすいのは、最初から壁紙にのりが付いているものです。
なので、まったくの素人さんが選ぶなら、のり付き国産壁紙がおすすめです。
【補足】
わが家のふすまは、”本ふすま”です。
“段ボールふすま”や”発泡スチロールふすま”の場合は、壁紙をのりで貼るのには向いていないようです。
その場合、両面テープで貼ることを推奨されています。
使う道具を用意する
きれいに壁紙を貼るために、使う道具も大事です。
使ったのは、カッター・なでバケ・竹ベラ・地ベラなど。
他のものでも代用できますが、スポンジもあれば便利です。
インターネットで「壁紙施工道具7点セット」を購入したので、それらで道具は揃いました。
襖に壁紙を貼る手順
1・引き手は外す
まずは襖をはずして床に寝かせ、引き手を外します。
引き手は小さな釘でとまっていますが、マイナスドライバーなどで引っかければ外れますよ。
2・襖の長さ+10㎝の長さに壁紙をカットする
襖の上に壁紙を置いて、襖の高さより長めに(+10㎝以上)壁紙をカットしておきます。
壁紙についているフィルムを剥がしてのりの面を出し、横(左右)と上下に余分に出るようにふすまに貼りつけていきます。
貼りつけていく時にどうしても空気が入ってしまうので、なでバケを使って、真ん中から外側に向かって空気を抜いていきましょう。
3・襖のふちに沿って竹べらでくせを付ける
余った部分の壁紙は、襖のふちに沿って、竹べらでくせ(折り目)を付けておきます。
襖のふちに竹べらを押し当てて、しっかりとくせを付けていくことがポイントです。
4・地ベラをあてて余分をカットする
くせを付けたところに地ベラを当てて、余分な壁紙をカッターでカットします!
地ベラがずれないようにして、慎重に、まっすぐきれいにカットしていきましょう。
5・ふちに付いたのりを拭き取る
襖のふちにはみ出たのりを拭き取ります。
今回が2度目の作業の私は、(いけるだろう)とズボラしてウェットティッシュで拭き取りましたが、濡れたスポンジを使うと簡単にきれいに拭き取ることができます。
6・引き手をはめ込む
最後に、外しておいた引き手を元の位置にはめ込んで完成です。
引き手をはめ込む穴は、「米」のような形に切り込みを入れましょう。
壁紙の貼りたてはブヨブヨとしわがよっていますが、のりが完全に乾くと、ピンと張ってまともになりますので、安心してくださいね。
ちなみに、完全に乾くまでに3日くらいはかかると言われていますよ。
お部屋の模様替えに
以上が、素人のわが家が襖に壁紙を貼った手順になります。
今回のわが家は、襖のコンディションが最悪な状態から必要にせまられて始めていますが、普通に襖に壁紙を貼ることができれば、簡単にお部屋の雰囲気の模様替えができますね。
チャレンジしてみよう!という方は参考にしてみてくださいね。