押し入れ収納の見直し・断捨離手順について解説します。
押入れは、そこに収納している物を時々これからご紹介する手順で見直ししていかないと、しばらく使っていない物のたまり場となってしまい気が付けばガラクタの山!なんてことがよくあります。
わが家の押し入れもしばらく片付けをしていなかったので、今回は収納の棚卸しです。
実際の作業の様子を見ながら、その手順についてご紹介します。
この記事を書いたのは
さかた ちあき(詳しいプロフィール≫)
片付けのきっかけ作りをお手伝いし片付く仕組みをご提案する整理収納アドバイザー。
わが家の押し入れです。
今回は、上段の左側スペースを片付けます。
小さなスペースから取りかかる
特に押入れのような大きなスペースは、物が多いので、一度にすべてをやろうとすると途中で心が折れて中途半端に終わってしまうことがよくあります。
「今日は、上段の左側のみ」というように、小さなスペースを決めて取り掛かるのが片付けのコツになります。
わが家の押し入れ
ちなみにわが家の押し入れ収納は、押入れハンガーシェルフを使っています。
手前に衣類のハンガー収納があり、奥に小物収納棚が付いています。
今回の作業では、この奥の小物収納棚に収めている日用品をいったん全て出してから、仕分け作業を行います。
いったん全て出す※小さなスペースを決めて
片付けたいスペースに入っていた物をいったん全て出し、仕分け作業を始めました。
大事なポイントなのでもう一度書きますが、全て出すと言っても押入れの物を一度にすべて出すのではなく、小さなスぺースを決めて少しずつ取り組むことが大事です。
途中で力尽きてしまったり、負担を感じて定期的な見直しができなくなるようでは、せっかく片付けに取り組んだとしてもその先も整った状態を維持していくことは難しくなってくるからです。
無理せず進めていきましょう!
同じ用途の物をまとめる
全て出してみたら、何が入っているのか持ち物をひとつひとつ確認していきましょう。
わが家の押し入れの1スペースに入っていたものは、
工具
DIY用品・タイル雑貨
手芸用品・はぎれ
ミシン
衛生用品ストック(箱マスクなど)
などでした。
入っているものは各ご家庭によって異なるでしょうが、何が入っているのか、仕分け作業で持ち物をジャンルに分けることができれば、同じ用途で使う物をひとまとめにすることができます。
押し入れ収納のどのジャンルにも属さないような物も、使用目的を考えて、どの収納場所に置くのが適当か考えていってみてくださいね。
別に押し入れにしまわなくてもいいような物も、出てくるかもしれません。
不要品は元に戻さない
仕分け作業中に出てきた、もう使わない物・使えない物は「いつか捨てよう」と再び押入れに戻すのではなく、分別して別の場所で回収日を待ちすぐに処分するようにしましょう!
「いつか捨てよう」のいつかはなかなかやってきません。
押し入れに戻したものは、たちまち死蔵品になってしまいます。
たとえ使っていない物でも捨てられない!減らせない!という方は、捨てる技術について解説したこちらの記事を合わせて参考にしてみてくださいね。
https://seirishuno-sakata.com/2021/07/12/suteru/
収納用品は引き出せるものを使う
仕分けをし必要なものをまとめ不要品を処分した後、出し入れのしやすさを考えながら収納をしていきます。
押し入れは奥行があるので、奥に物を収めるなら、収納用品は積み上げるのではなく引き出せるものを選ぶと出し入れしやすくなりますよ!
1引き出しに1ジャンル収納を心がけ、ラベル表示をしておけば、物の住所が定まり片付きますし、どこに何があるのか分かりやすくなります。
収納棚がある場合は、引き出しかわりに収納ケースを並べても良いでしょう。
奥行は前後に分ける
ハンガーシェルフの収納棚を有効活用して押入れの奥を整理できたので、手前のスペースにはゆったりと衣類をハンガー収納できるようになりました。
衣類のハンガーをスライドさせれば、奥の物も引き出して取り出すことができます。
押し入れを物置化しない
押し入れは、日常使いできる貴重な収納スペースです。
単なる物置きやガラクタ置き化しないように、押入れを片付けて断捨離する方法を、無理なく実践していってくださいね。