家事や仕事のパフォーマンスがあがり、やる気もアップ!するような環境作りを始めませんか?
“やる気がアップする!片付けのコツ”をご紹介します。
この記事を書いたのは
さかた ちあき(詳しいプロフィール≫)
片付けのきっかけ作りをお手伝いし片付く仕組みをご提案する整理収納アドバイザー。
パフォーマンスが低下する原因

片付けの仕事をしてく中で、家事や片付けへのやる気がとにかくおきない…という主婦の方からのご相談をいただくことがけっこうあります。
私も同じように、家のことや仕事などに疲れ切ってしまっている時期がありました。
私たちは、生活や仕事の中でのいくつもの選択が決断疲れを起こし、パフォーマンスを低下させるといわれています。
人は、1日のうちに無意識にたくさんの決断をしているといわれています。
ケンブリッジ大学の有名な教授の研究によると、人は1日に最大3万5000回の決断をしているのだそうです。
私なんかはボーっと生きているので、1日に3万5000回も決断をしているといわれてもなかなかピンとこないのですが、、、笑
朝起きた瞬間から、体をどう動かすか、何を食べるか、どの服を着るか、どんな言葉を発するか、などなど一つ一つの行動を全て自分で選択して決断しています。
このように、普通に暮らしていても毎日たくさんの選択と決断を繰り返しているのに、そこにさらに悩み事や仕事が重なってくると、決断疲れを起こしてしまうというのもなんだか納得ですね。
そこでなんとかモチベーションをあげていきたいと、私なりに学び、工夫してきたことがあります。
やる気がアップする!片付けのコツ
それは、家事や仕事のパフォーマンスがあがり、やる気もアップするような環境作りです。
やる気がアップする片付けのポイントは、
自分が今何にエネルギーをさきたいか優先事項を決め、それ以外の小さな決断をなるべくさけるルールを決めて片付けること
もっと短く伝えると、余計な選択を減らすということです。
その片付けのコツは3つあります。
- 探す手間をなくす
- 悩む手間をなくす
- 生産性をあげる
➀探す手間をなくす
探す手間をなくすための片付けでは、行動のために必要な物を手に取りやすい場所に置いておきます。
そのためには、物の住所をきちんと決め、使ったものは決めた場所に必ず戻すことが大事ですね。
たとえば、日常使いのカバンは、私個人のカバン掛けを使っており、帰宅したら必ずそこへ収めるようにしています。
また、出かける時に身に付けるものは、まとめて玄関の引き出しに収納しています。
時計、マスク、鍵、帽子や寒い時期は手袋なども。
行動のために必要な物の収納場所が決まっていれば、次に外出するときも何か取り出す時も、どこに置いたっけ?と探す手間がなくラクになります。
➁悩む手間をなくす

悩む手間をなくす片付けでは、たとえばキッチンのような物が多いスペースでも、ツールはできるだけ少なく持ちます。
同じような道具がいくつもあれば、どれを使おうかと選択をすることになり、またそこで小さな決断をせまられることになります。
道具は1つあれば事足りることが多いです。予備にもう1つあれば十分といったところでしょうか。
ツールは少なく持つこと、代用できるものは代用するように心がけることができるようになれば良いですね。
また、私のクローゼットでは、あらかじめコーディネートの組み合わせを決めてセット収納していたり、仕事着を制服化していたりします。
私の場合はファッションに強い興味がないので、どの服を着ようか?と毎回そこで小さな決断を積み重ねるより、別のことにエネルギーを使いたいのでそのような片付け方をしているというわけです。
③生産性をあげる
テーブルやデスクの上は、余計な物を置かないことを意識して、片付ける物が一切ない状態を保ちましょう。
「ここだけはいつもきれい!」を死守するということです。
たとえば食卓で食事をするとか、デスクで仕事をするとかいった時に、何かを始めたくてもテーブルやデスクの上が散らかっていれば、まずその物をどかしてから片付けをしないといけなくなります。
行動の前にまず片付けというルーティーンは、取り掛かりが遅くなるので集中力が低下し、やる気も損なわれます。
生産性をあげるためにも、テーブルの上に物を置きっぱなしにしている場合は、早急に別の場所に物の住所を設けましょう。
選択を減らす片付けをしよう
やる気が起きない時はなかなか片付けへのやる気もわかない状態ではあると思うのですが、そこは重い腰をあげて、ぜひ余計な選択を減らす片付けを意識してみてください。
私の経験では、環境が整うことで暮らしがスムーズで快適になり、やる気も徐々にわいてきますので、ぜひ取り入れていってみてくださいね。