今より暮らしが楽になる片付け方法とは、生活動線の見直しです。
誰がどこで何をするかといった生活行為と生活動線にかなった収納を考えることで、生活の利便性が高まります。
今現在、お引っ越しをされた、または、される予定のお客様宅新居の収納計画を立てているところなのですが、
まずは、何をどこに置くか、動線から収納を考えます。
その次に、どう置くか。それが決まれば、収納用品を検討して適した収納を作っていくという流れです。
前記事にて、「片付けは問題解決の手段です」ということをお伝えしたのですが、

今困っている問題や改善したい問題を解決するためには、やはり生活動線の見直しから始めることが大切になってきます。
生活動線に関するご要望
ではお客様から実際にどのようなご要望があったかと言うと、
- 洗濯後の衣類の片付けを楽にしたい。
- 衣類はハンガーのまま収納できるようにしたい。
- 帰宅した後のコート類をしまう場所が欲しい。
- 書類を一か所で管理する情報ステーションを作りたい。
- 子ども達が自分で出し入れできる文具コーナーを作りたい。
- ご飯できたよワゴン(ご飯ができたら準備するものをまとめたワゴン)を作りたい
といったようなことが一部なのですが、特に洗濯と衣類収納が一番のネックだということでした。
生活動線の見直し
たとえば洗濯で考える場合、洗濯の動線を「洗う」「干す」「たたむ」「しまう」「使う」で結んだ時それぞれを行う場所が複数に分かれていると、片付けが複雑になってしまいます。
洗濯動線を短く単純にすることで、面倒がなくなり、非常に楽になります。
そしてお客様が希望しておられるように、衣類をハンガー収納に変えて「たたむ」の工程を失くすことができれば、さらに作業はスムーズになりますね。
冬のコート類をしまう場所は、クローゼットの中ではなく、帰宅した後玄関から移動してくる動線上にあれば片付けが面倒でなくなります。
使う場所としまう場所が離れてしまわないように、収納場所が分散しないように、どこで何を行うのか生活行為を当てはめてぜひ家具の配置なども見直してみましょう。
習慣化した暮らしを見直してみよう
生活動線を見直す時には、手書きの簡単なものでもかまわないので自宅の「間取り図」を使うと便利です。
ここでは何をしているのか、なぜそれはそこにあるのか、といった内容を確認しながら間取り図にそれを書き込んでいくことで、習慣化した暮らし方も見直す良い機会になります。
是非試してみてください。