今回は、いらない物を捨てる技術、サクサク判断して捨てるコツや考え方をご紹介します。
物が捨てられないという方もたくさんいらっしゃると思いますが、個人的には必要ないと判断したものはわりと大胆に捨てる方なので「思い切りがいい」とか「潔い」とかよく言われます。
家を片付けたいときは、「いらない物を捨てる」のが一番の近道なのです。
おかげで今は余計な物を持たない、すっきり快適な暮らしを維持できています。
いらない物=自分や同居の家族にとって必要ない物を捨てるのであって、大切にしている物や今使っている物まで無理に手放す必要はないということです。
ですが、片付けが苦手なお家では、”いらない”の判断がなかなかつかず物をためこんでしまって片付かないことが多いようです。
物を捨てる・手放すという行為は、一見簡単なことのようで、(なんでこんな簡単なことができないのか)と悩まれる方が多いですが、実は常に判断と決断の繰り返しで頭を使う仕事です。
判断力や決断力が足りなかったり考えるのが面倒くさいとつい判断を先延ばしにしてしまって、「捨てられない」という状況になりがちなのです。
気が付けばガラクタの山・部屋もなかなか片付かない…なんてことにならないためにも、その都度いらない物を捨てる3つのコツや考え方を伝授します♪
いる・いらないの判断をしない

まず一つ目の捨てるコツは、いらない物を捨てる話に矛盾しているようですが、「いる・いらないの判断をしない」ということです。
どういうことかと言うと、持ち物を前にして「いるか?いらないか?」と考えると、まだ使えるし…使うかもしれないし…と私たちは様々な言い訳を考えて大抵の答えを「まだいる」ということに結論づけてしまいます。
片付けをするときは、持ち物を「いるか?いらないか?」と考えるのではなく、「使っているか?使っていないか?」で考えるのが正解です。
使っていない物は、処分対象になります!
特に1年以上使っていない物は、その先も使うことはないと言われています。
いつか使うかも~なんて言っても、その「いつか」はやってこないことがほとんどなのです。
ぜひ「いる?いらない?」ではなく「使っている?使っていない?」で判断するようにしていってください。
いらない物を探さない

次に、「いる・いらないの判断をしない」とも似ているようですが、「いらない物から探さない」というのも捨てるコツになります。
いらない物=捨てる物から探そうとすると、なかなか選び取れないものです。
これまで必要だと思って買い残しておいた物たちなのですから、その中からいらない物を探すというのはなかなか難しいですよね。
こういう場合は、大切な物や残しておきたい物から選んでいきましょう!
最後に残った物が、今は使っていないもの・処分対象ということになります。
4つの領域に当てはめる
三つ目にご紹介するコツは、持ち物を4つの領域のいずれかに当てはめる考え方です。
全ての持ち物は、下記の4つの領域のいずれかに当てはめることができます。

A・よく使うもの(大切なものも含む)
B・たまに使うもの(1年に1回以上は必ず使う)
C・使わないもの
D・使えないもの
です。
A・よく使うものの領域には、思い出の品のような使うものではないけれど大切なものも含まれます。
また、B・たまに使うものの領域には、季節用品のようにめったに使わないけれど1年に1回は必ず使うものも含まれます。
これらに当てはめてみたとき、AとBは残す物、CとDは処分対象になります!
たとえば、デザインは気に入っているけど履くと足が痛くなりがちでしばらく履いていない靴はどの領域に当てはまると考えられますか?
便利だと思って購入し数回使ったけど長らく使っていないキッチン用品(たとえばヨーグルトメーカーや流しそうめん器など?)はどの領域でしょうか?
少し頭を働かせる必要がありますが、このように、ひとつひとつの持ち物がどの領域に当てはまるか考えることで、残しておくものなのか処分対象の物なのかを、客観的に判断することができます。
捨てた後に後悔しなか心配という方へ
最後に、捨てた後に後悔しないか・・・と過剰に心配してしまうこともあるかと思いますが、後悔は少なからずあるものです。
私の場合は、物を捨てる時には、使いきれなかったものを捨てることへの罪悪感や余計な買い物をしてしまったことへの後悔をその都度感じています。
ですが、その罪悪感や後悔を感じるからこそ、次は買い物の失敗をしないようにしよう!長く大切に使う物をよく選んで買うようにしよう!と買い物に慎重になりひとつひとつの物をより大切に考えるようになります。
結果、それがかえって節約できたり、身の丈に合った豊かな暮らしにつながっていきます。
ぜひ3つのコツと考え方を参考にして、余計な物をためこまない生活を心がけていってみてください。