モノは使う場所にしまうことが、収納の鉄則です。
ですが日々暮らしていると、何気なくしまっているその光景が当たり前になってしまって、使わないモノがそこにあることで片付けにくく随分暮らしにくくなっているということに、気付きにくくなってしまいます。
使う場所にしまう
収納例1 薬箱はどこに?
たとえば皆さん「薬箱」はご自宅の何処にしまわれていますか?
というのも、あるお客様との整理収納サービスで、洗面所の片付けについてご相談をいただいた時のことです。
モノが溢れて困っているとのことだったので、洗面所内唯一の収納スペースである洗面台下を拝見させてもらうと、そのスペースの半分を薬箱が占拠していたのです。
「この薬箱は洗面台に必要ですか?」と尋ねてみましたら、「ここになくても大丈夫な物です。」とすぐに答えられました。
薬箱を別の場所に移動したことで、空いたスペースに、本来収めたかった洗剤や日用品を収めることができ、洗面所もすっきり片付けることができました。
ちなみにわが家の薬箱収納はというと、内服薬は食後に服用するのでダイニングに、外用薬は入浴後に塗布することが多いので、リビングに収納を設けています。

お客様宅では、服用の機会が多いとのことで、キッチンに収納しておくことになりました。
収納例2 ガムテープはどこに?
もうひとつ例をあげてみますね。
別のお客様宅では、押し入れの片付けをしている際に、片付かない物の中からガムテープがコロンと出てきました。
「ガムテープは何処にしまうのがいいのでしょうか?」と尋ねられたので「(ガムテープは)どんな時に使っていますか?」とお聞きしたら、「ゴミを捨てる時です」と言われました。
ですから、ゴミ袋と一緒に、荷造りヒモなどとまとめて収納しておくように改善したのです。
わが家でも、ガムテープはゴミ出しの時に使っているので、同じように収納しています。

もしまた別の用途で使っている場合は、収納場所も変わってきますね。
ともかく、「使う場所にしまう」が基本なんです。
まずは不便に気付くこと
さきほども書いたように、日々暮らしていると、何気なくしまっている物がそこにあることが当たり前の光景になってきます。
まずは不便に気付くことが片付けのコツかなと思います。
そのモノはその場所に必要な物ですか?そこで使っていますか?
片付けたい場所の収納をよろしければぜひ見直してみてください。