今回は、「二度と散らからない収納のコツ」について紹介にします。
二度と散らからない収納のコツとは言っていますが、正しくは、リセットが簡単な収納のコツとなります。
生活していれば、まったく部屋が散らからないということは正直ありません。
ですが、一時的に散らかったとしても、元の状態に戻すことが簡単であれば、またすぐにリセットができます。
いつも部屋がすっきり整っているお家は、毎日リセットが必ずできているお家と言えます。
二度と散らからない収納のコツについて
ではリセットが簡単な収納のコツとは?を解説します。
収納術を取り入れて部屋を片付ける時に、どうしても見た目のデザインがおしゃれとかスッキリ見えるということに意識が向きがちですが、
一番大事なのは「物が出し入れしやすく片付けやすい」ということなんですよね。
収納の大原則は
- 出し入れしやすい
- 一目でわかる
ということです。
この二つを心がけて収納術を取り入れることで、リセットが簡単で二度と散らからない収納を作ることができます。
出し入れしやすくするために
では出し入れしやすくするためには何を心がけたら良いでしょうか。
出し入れしやすくするためには、その物を取り出すための動作数を考えて収納用品を選ぶようにしましょう。
例えば、扉の中にある引き出しケースから箱を取り出して中のものを使いたい時には、
- 扉を開ける
- 引き出しを引く
- 引き出しの中の箱を取り出す
- 箱の蓋を開ける
とその時点ですでに4動作がかかっており、そこから物を取り出すということになります。
動作数が増えれば増えるほど、物の出し入れはとても面倒になり、これが毎日のこととなるとなかなか続かなかったりします。
それで、(まあいいや)となってそのものを元に戻さなかったり、そのまま置きっぱなしということにつながっていくんですよね。
これが何も動かさずにただ投げ入れるだけであれば1動作で済みますね。
引き出しを開けるだけ、扉を開けるだけ、でも1動作です。
そこに投げ入れるだけの箱などがあれば片付けも簡単ということになりますので、ちょっと片付けたい時にポンと投げ入れるだけで手軽なのです。
例えばわが家では、片付けがまだ苦手な子どもの持ち物の多くは、1動作で片付けができるように収納用品を選んでいます。

それから毎日よく使うものも、「1動作以内で片付けが済むように」ということを心がけています。
時々しか使わないものやめったに使わないものは多少動作数が増えてもOK。片付けが苦にならないケースが多いです。
収納を色々頑張って工夫しているのになかなか部屋が片付かないという場合は、このような動作数を一度見直してみると良いかもしれません。
一目で分かるためには

次に一目でわかるようにするためには、ラベル表示をしたり中身が見えるような半透明のケースを利用したりなど、いろいろと工夫ができます。
何が入っているボックスなのか、扉なのか、引き出しなのかが、一目でわかるようにそれぞれ工夫をしてみてください。
行動動線の見直し

また、動作数と同じくらい、行動動線・生活動線というのも片付けやすさには重要なポイントになってきます。
片付けるために、部屋の中をあちこち動き回って動線が長くなればなるほど、片付けは面倒で長続きしないということになってしまいます。
リセットが簡単な収納を作る方法
以上のことから、片付けやすいリセットが簡単な二度と散らからない収納を作るためには、
- 動作数を考える
- 一目でわかる収納ケースを選ぶ
- 動線も意識する
を心がけるようにしてみてください。
腰高の場所は要注意
ちなみに、動作動線を意識するというところで、ある例を挙げると、腰高の高さのテーブルや棚は一番物置やすい場所になります。
そこに物を積み上げてしまったり、ついちょい置きしてしまったりということをしがちです。
そういった場所を意識して、例えば毎日必ず使うもの限定の置き場にしたり、
そこには物を置かないように、例えば植物やインテリア雑貨などを飾ってあえて物を置かない場所にするというような考え方もできます。
身体的ストレスを減らす
それから身体的ストレスがかからない場所としては、
- 中段→最も使いやすい
- 下段→使いにくい
- 上段→最も使いにくい
中段〉下段〉上段
です。
下段を使う時に「しゃがむ」という動作も1動作であり、身体的ストレスがかかるということになります。
上段のような例えば踏み台を持ち出してきて使うというような場所は、最も使いにくい場所ですので、そういった場所には年1回程度しか使わないような物を置くというように、
中段・下段・上段を意識して片付けるということも大切な収納のポイントになります。
まとめ
収納ノウハウを取り入れていくことで私たちの生活は楽に快適に変化していきます。
収納の工夫は人に見せるためのものではなく、少し先の未来の自分のために、自分がラクに過ごせるための工夫なんですよね。
ぜひ考えてみてくださいね。