先日書いた【捨てられない人が「物」を捨てる前に捨てるべきもの】という記事に反響があり、この記事から片付けのご相談も続けていただきました。
「物を減らす」ということは、片付けのファーストステップなのですが、
(物が多い)(捨てられない)という段階で足踏みしてしまっている方も、たくさんいらっしゃるということですね。
そこで、「物を減らすコツ」(…「捨てるコツ」と言った方が分かりやすいかもしれませんが)について、もう少し掘り下げて詳しくご紹介します。
捨てられない人もそうでない人も、「物を減らすコツ」を改めて確認することが、ご自身のライフスタイルを見直すきっかけになれば幸いです。

物を減らすコツについて
物を減らすコツについて、今回ご紹介する4つのコツを意識して、物の適正量を保つライフスタイルへシフトしていきましょう!
1・物の要・不要は「現在形」で考える

まず、物の要る・要らないの判断は、現在形で考えましょう!
「高かったし・・・」「貰い物だから申しわけない・・・」などの感情は過去形、「いつか使うかも・・・」という感情は未来形、
そうではなく、「今、使っているかどうか」「今、必要なものかどうか」という現在形で判断するようにしましょう。
私はある時から、(過ぎてしまった過去や起きるかどうかもわからない未来にはとらわれない!)と割り切って考えるようになり、がんばって断捨離を続けてきました。
そのおかげで、狭いわが家ながらも、物に振り回されない快適な生活を送れているという「今」があります。
2・迷ったら捨てる
次に、「迷ったら捨てる」という判断も、時には必要です。
そもそも迷っている時点で、絶対になくてはならないものではないのではと思います。
迷うものは、おそらく生活必需品ではないはずです。
そう考えると、「潔く手ばなす」という判断もつきやすいかもしれません。
また、「開かずの間は要らずの間」という言葉もあります。
何年も開封していない段ボールや、何が入っていたか忘れてしまっている扉の中、
そういった「忘れている」ものも使っていない物ですので、今の生活には必要ないものだと言えるでしょう。
3・物の再利用の場を考えてみる

ですが、捨てることに罪悪感を感じてしまうものでも、リサイクルやリユース・寄付するなど、また何の役に立てると思えば、 手放せるものもあるかもしれません。
地域のリサイクルショップやフリマアプリ、寄付を受け付けている団体など調べたり、物の再利用の場を考え、
考えるだけではダメですから・・・ぜひすぐに行動に移せるようにしてみましょう!
4・賞味期限箱をつくる

最後に、食品には賞味期限があるのに、物には賞味期限がないので、いつまでも踏ん切りがつかずに持ち続けてしまう・・ということもあるのでは?と思います。
どうしてもすぐに手放せないもの、捨てる判断ができないものは、「賞味期限箱(迷い箱)」をつくって、生活の場とは別の場所で一定期間保管しておくことも一つの手です。
賞味期限の目安は1年ですが、自分なりの期間を決めれば良いと思います。
その期間その箱を1度も開封しなかったら、その時はまた気持ちも変わっているかもしれません。
わが家の賞味期限箱
ちなみに私が賞味期限箱に入れているものは、子どもの物です。
もう着なくなった子ども服やベビー玩具なども、思い出が乗っかているのでなかなかすぐには捨てられないですね。
そういった物たちは、ヴァンカーズボックスに入れて、クローゼットの枕棚にしまっています。
これがいわゆる私の賞味期限箱です。

まとめ
日々暮らしているだけで物は増えていきますが、自然に減ることはありません。
増えたら減らすということを考えていかなければ、そのうち家の中は飽和状態、片付かない・暮らしにくいということになってしまいます。
今捨てられない人も、「減らす」ということを意識しながら過ごすことが、より良い未来のために必要ですね。
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1週間で8割捨てられたらスッキリしますね。
おもしろいのでぜひ読んでみてください。